インカタ自由党(インカタじゆうとう、英語: Inkatha Freedom Party, "IFP")は、南アフリカ共和国の政党。
概要
ズールー人の権利を主張する主要政党のひとつ。クワズール・ナタール州議会において2019年5月時点において定数80中13議席を占め、ANC(同44議席)に次ぐ第二党である。
歴史
ズールー人内の大部族・ブテレジ族の族長で当時のズールー王グッドウィル・ズウェリティニの叔父にあたるマンゴスツ・ブテレジによって1975年発足。
当初はアフリカ民族会議と共闘関係にあったが、1980年代初頭から対立するようになり、バンツースタンのクワズールー自治領の与党となり、(南アフリカ防衛軍)と協力してアフリカ民族会議を攻撃するようになった。これは当時のピーター・ウィレム・ボータ首相と(マグナス・マラン)国防相の画策した白人による分割統治に加担したと批判された[3]。
アパルトヘイト体制終結後初の総選挙では得票率10.54%、400議席中43議席を獲得して第三党となり、連立政権に加わった。以後の選挙では低落傾向にあり、2019年の総選挙では得票率3.38%、14議席にとどまっている。
脚注
外部リンク
- Inkatha Freedom Party official site
- Flag of the Inkatha Freedom Party