イボダイ科(イボダイか、学名:Centrolophidae)は、イボダイ亜目に所属する魚類の分類群の一つ[1]。7属31種で構成される[2][3]。
概要
世界中の熱帯から温帯域にかけて分布する[2][3]。外洋性の種が多い[4]。目は大きく、吻部は丸みを帯びている。体高は低く、体はやや細長い。背鰭棘条はあまり発達していないか、存在しない[3]。鱗は小さく、体表は粘膜に覆われている[3]。
下位分類
- (クロアブライボダイ属) Centrolophus Lacepède, 1802
- メダイ属 Hyperoglyphe Günther, 1859
- クロメダイ属 Icichthys Jordan & Gilbert, 1880
- イボダイ属 Psenopsis Gill, 1862
- (ミナミナガメダイ属) Schedophilus Cocco, 1839
- Schedophilus huttoni ((ニュージーランドラフ)、New Zealand ruffe)
- Seriolella 属 Guichenot, 1848
- (ギンヒラス) Seriolella punctata
- (シロヒラス) Seriolella caerulea
- (オキヒラス) Seriolella brama
- Tubbia 属 Whitley, 1943
- Tubbia tasmanica ((タスマニアラフ)、Tasmanian ruffe)
- Tubbia stewarti
出典・脚注
参考文献
- 中坊徹次『小学館の図鑑Z 日本魚類館』小学館、2018年、326頁。ISBN (978-4-09-208311-0)。