イオンタウン宇多津 (イオンタウンうたづ) は香川県綾歌郡宇多津町に所在するショッピングセンターである[3]。
イオンタウン宇多津 ÆON TOWN UTAZU | |
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地図 | |
店舗概要 | |
所在地 | 〒769-0202 香川県綾歌郡宇多津町(浜二番丁)16番地 |
座標 | 北緯34度18分30.6秒 東経133度48分35.6秒 / 北緯34.308500度 東経133.809889度座標: 北緯34度18分30.6秒 東経133度48分35.6秒 / 北緯34.308500度 東経133.809889度 |
開業日 | 2015年 (平成27年) 10月24日[1] |
施設所有者 | イオンタウン株式会社 |
施設管理者 | イオンタウン株式会社 |
敷地面積 | 38,290 m² |
延床面積 | 46,460 m² |
商業施設面積 | 20,680 m² ※内中核店舗1,740m2 |
店舗数 | 50[1] |
営業時間 | 9:00-24:00 |
駐車台数 | 1,330台 |
駐輪台数 | 500台 |
前身 | 宇多津ビブレ[2] |
最寄駅 | 宇多津駅 |
最寄IC | 坂出北IC |
外部リンク | イオンタウン宇多津 |
以前同所に存在した宇多津ビブレ (うたづビブレ) についても説明する。
概要
宇多津ビブレ閉店から3か月後の2014年5月、イオングループが後継として複合商業施設を計画していることが明らかになった[4]。映画館以外の建物を解体し、(イオンタウン)が中心となって、スーパーマーケットを核とした複合型商業施設とすること、映画館は地元にも配慮して復活させる見込みであることが報じられた[4]。
この方針に基づき、宇多津ビブレの建物は2015年 (平成27年) 3月時点で映画館部分を残して解体された[5]。キーとなるスーパーとして香川県発祥でイオン傘下のマルナカが入ること、ケーズデンキなどのテナントが入居する見込みであることが2015年3月に報じられた[5]。
同年9月15日にイオンタウンは、「イオンタウン宇多津」として10月24日にオープンすることを正式に発表[3][6]。発表の中で、専門店に県内企業が22社あること、かつての特産品である「宇多津の塩」を生かした飲食店を開設することなど、地域密着を目指した店舗であることをうたっている[3]。
テナント
フロア | 名称 |
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2階 | 暮らしのアイテムとサービスのフロア |
1階 | 食品と生活雑貨・ファッションのフロア |
敷地西側の建物 (モール) 部は1階は北西側に中核店舗のマルナカがあり、南側にピロティを利用した駐車場を有し、その間に飲食店やドラッグストア、衣料品店等が入居している。2階は建物の南半分をケーズデンキが占めており、その他雑貨店、書籍店、教養系店舗等が入居している。
敷地南側の建物には、後述のイオンシネマとショッピングセンターでは例が少ない、カラオケボックスが入居していた。しかし、カラオケは閉店し、その後に出店したフィットネスジムも閉店した[8]。
出店テナント全店の一覧・詳細情報は公式サイト「ショップ一覧」を参照。
なお敷地の西側の道路を挟んだ向かい側には立体駐車場が整備されている(元宇多津ビブレの第二立体駐車場である)。
イオンシネマ宇多津
イオンシネマ宇多津 ÆON CINEMA Utazu | |
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情報 | |
正式名称 | イオンシネマ宇多津 |
旧名称 | ワーナー・マイカル・シネマズ宇多津 |
完成 | 1994年 |
開館 | 1994年3月20日 |
開館公演 | 『シンドラーのリスト』 (スティーヴン・スピルバーグ監督)他 |
収容人員 | 1,236人 |
客席数 | スクリーン1:352席 スクリーン2:140席 スクリーン3:140席 スクリーン4:162席 スクリーン5:162席 スクリーン6:140席 スクリーン7:140席 |
設備 | スクリーン1,5,7:3D 全スクリーン:DLP, 5.1chデジタルサウンド |
用途 | シネマコンプレックス |
運営 | イオンエンターテイメント (2013年6月まではワーナー・マイカル) |
所在地 | イオンタウン宇多津内 |
外部リンク | イオンシネマ宇多津 |
特記事項 | 2014年3月16日に一時閉館、2015年10月24日に再開業。 |
イオンシネマ宇多津 (イオンシネマうたづ) は、宇多津ビブレの開業当初から併設されたシネマコンプレックスである[7]。
当初の名称は『ワーナー・マイカル・シネマズ宇多津』。香川県内どころか四国で初、全国でも4番目のシネマコンプレックスであった。2013年7月1日にワーナー・マイカルシネマズがイオンシネマズと合併したのに伴い、イオンシネマ宇多津に改称した。
前記の通り、宇多津ビブレ閉店に際しては2週間あまり長く営業し、2014年3月16日にいったん閉館となった[9]。最終日には通常のロードショー作品のほか、香川県を舞台とした木下惠介監督の映画『二十四の瞳』が特別上映された[9]。一時閉館以前の動員のピークは『タイタニック』が大ヒットした1998年の65万人で20年間に約850万人の利用客があった[9]。
その時点でイオングループは、新施設での映画館の扱いについては未定としていた[9]が、前記の通り地元から復活の要望があげられたこともあり、イオンタウン宇多津のオープンと同時に再開した。再開業に伴い外装・内装は一新されている。
2014年よりさぬき映画祭の会場の一つとなっている(閉館中に開催された2015年の第9回を除く)。
宇多津ビブレ時代の外観。
宇多津ビブレ時代の内装。2014年2月に撮影。入口のロゴがワーナー・マイカルのものになっている。
宇多津ビブレ
宇多津ビブレ Utazu VIVRE | |
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店舗概要 | |
開業日 | 1994年 (平成6年) 3月20日[11] |
閉業日 | 2014年 (平成26年) 2月28日[2] |
正式名称 | 宇多津ビブレ店[注釈 1][10] |
施設所有者 | イオンリテール株式会社[2] |
施設管理者 | イオンリテール株式会社[2] |
商業施設面積 | 19,000 m²[11] |
店舗数 | 27[11] |
営業時間 | 10:00-21:00 |
駐車台数 | 2,000台 |
後身 | イオンタウン宇多津 |
外部リンク | 公式サイト |
OPA |
1994年3月20日に、マイカルのショッピングセンターとしてオープンした[12]。直営の衣料品や食料品売り場に加えて衣料品や飲食店などのテナントからシネマコンプレックス、ホテルまで併設した宇多津町の臨海地区の中核的となる商業施設となることが企図された[11]。
元の運営会社であるマイカルは、2001年に一部のビブレ (食料品売り場のある店舗) を『サティ』に転換する方針を打ち出して宇多津ビブレもその対象となっていたが[13]、後に北大路ビブレと共に除外された。
2001年9月にマイカルが経営破綻 (民事再生法の適用申請) した時点で、四国地方の他の店舗はいずれも『サティ』だったため、四国に現存していた唯一の『ビブレ』であった[14]。マイカルのイオンリテールへの吸収合併 (2011年3月1日付けでマイカルから継承) にともない、それ以降はイオンリテールにより運営されていた[2]。
最盛期には香川県内外から客を集めていたが[11]、同じイオングループのイオンモール綾川が系列のシネマコンプレックスを併設して開業するなど自社競合を含めた近隣の商業施設との競争の影響で集客力が低下し[11]、2007年 (平成19年) 頃から売上が低迷して[11]最盛期の1998年 (平成10年) 2月期の半分にまで落ち込んだ[15]。
2013年 (平成25年) 8月に、2014年 (平成26年) 2月末での閉店が報じられる[11]。同年10月からは最大70%引きを含む「閉店セール」を実施した[16]。店舗は予定通り2014年2月28日をもって閉店した[2]。イオンシネマ宇多津も同時に閉館する予定だったが、3月16日まで延長して営業された[2][9]。
ホテル部
宇多津駅からすぐの好立地で、上層階には(シティホテル)が併設されていた[12]。
当初はマイカルの直営で『ホテルリゾナーレ宇多津』として営業していたが、同社の経営破綻を受け2002年1月10日に[17]閉鎖された[18]。
その後、飲食店をテナントとして入居させていたゼンエーフーズが「ロイヤルプリンセス宇多津」として2002年 (平成14年) 7月1日に再開業したが[19]、契約上のトラブルを理由に2003年 (平成15年) 2月末で閉鎖された[20]。同社の飲食店も2002年末までに全て退店している。
さらに、地元の結婚式場運営会社の株式会社三貴商事が引き取り、2003年 (平成15年) 5月1日に「ホテルセントカテリーナ」として再々開業し[20]、2012年 (平成24年) 4月からは「うたづエンタープライズ」が引き継いで営業していたが[21]、同年8月末で3度目の閉鎖となった[21]。三貴商事が近くで運営している結婚式場 (ウェディングチャペル セント・カテリーナ) はホテルの閉鎖後も引き続き営業している。
なお『ホテルリゾナーレ』時代には館内に温水プール[19]や温浴施設があったが、『ロイヤルプリンセス』以降は引き継がれず、最後まで封鎖されていた。
主な店舗
- イオンシネマ宇多津
- フロア構成
フロア | 名称 |
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3階 | 紳士・子供・住生活のフロア |
2階 | 婦人ファッションのフロア |
1階 | 食品とシネコンのフロア |
脚注
注釈
- ^ 旧名称は宇多津ショッピングデパートである。
出典
- ^ a b c “イオンタウン宇多津オープン/中讃に新拠点”. 四国新聞 (四国新聞社). (2015年10月25日)2015年10月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g “20年…感謝のセール 宇多津ビブレ閉店 香川” 産経新聞 (産経新聞社). (2014年3月1日)
- ^ a b c “10月24日 (土) 午前9時イオンタウン宇多津グランドオープン” (PDF). イオンタウン株式会社・株式会社マルナカ (2015年9月15日). 2018年3月23日閲覧。
- ^ a b “イオンが複合商業施設整備へ/宇多津ビブレ跡地”. 四国新聞 (四国新聞社). (2014年5月28日)2015年10月31日閲覧。
- ^ a b “マルナカ、ケーズデンキ出店/宇多津ビブレ跡地”. 四国新聞 (四国新聞社). (2015年3月26日)2015年4月25日閲覧。
- ^ “イオンタウン宇多津、10月24日オープン”. 四国新聞 (四国新聞社). (2015年9月17日)2015年10月31日閲覧。
- ^ a b “ただいま!"私たちの街の映画館が帰ってきました!"]” (PDF). イオンエンターテイメント株式会社 (2015年9月15日). 2018年3月23日閲覧。
- ^ “エニタイムフィットネスイオンタウン宇多津店 24時間営業のフィットネスジム”. 24時間営業のフィットネス ジム|エニタイムフィットネス. 2022年12月18日閲覧。
- ^ a b c d e “イオンシネマ宇多津、20年の歴史に幕”. 四国新聞 (四国新聞社). (2014年3月17日)2015年10月31日閲覧。
- ^ 宇多津ビブレ店 (香川県への届出) - 2012年8月15日閲覧
- ^ a b c d e f g h “宇多津ビブレ閉店へ/来年2月末、売り上げ半減”. 四国新聞 (四国新聞社). (2013年8月31日)2015年10月31日閲覧。
- ^ a b 「日本のSC――宇多津ビブレ(香川県宇多津町/解説19)」『ショッピングセンター』第248号、日本ショッピングセンター協会、1994年6月1日、11 - 12、19 - 21、(NDLJP):2838220/6(NDLJP):2838220/10。
- ^ “宇多津ビブレなど6店舗、サティに”. 四国新聞 (四国新聞社). (2001年5月27日)2015年10月31日閲覧。
- ^ “地元安ど マイカル県内4店存続”. 四国新聞 (四国新聞社). (2002年9月16日)2015年10月31日閲覧。
- ^ “宇多津ビブレ、来年2月に閉店”. 読売新聞(読売新聞社). (2013年9月5日)
- ^ “【香川】最大70%OFFも実現 嬉し寂しい閉店セールにGO”. J-CAST. (2013年10月5日)2015年11月1日閲覧。
- ^ “リゾナーレ宇多津閉館-来年1月”. 四国新聞 (四国新聞社). (2001年11月16日)2015年10月31日閲覧。
- ^ “旧リゾナーレ宇多津ホテル7月〜再開”. 四国新聞 (四国新聞社). (2002年4月6日)2015年10月31日閲覧。
- ^ a b “ロイヤルプリンセス宇多津が7月開業”. 四国新聞 (四国新聞社). (2002年6月28日)2015年10月31日閲覧。
- ^ a b “三貴商事、ホテル事業へ本格参入”. 四国新聞 (四国新聞社). (2003年4月6日)2015年10月31日閲覧。
- ^ a b “宇多津ビブレ併設のホテル/需要低迷で閉鎖へ”. 四国新聞 (四国新聞社). (2012年8月30日)2015年10月31日閲覧。
外部リンク
- イオンタウン宇多津
- イオンシネマ宇多津
以下、宇多津ビブレ時代
- 宇多津ビブレ - 2015年現在はビブレのサイトにリンク
- 宇多津ビブレ (@vivre_utazu) - Twitter[]