アーメラント(オランダ語: Ameland [ˈaːməlɑnt] ( (音声ファイル))、フリジア語:It Amelân)とはオランダのフリースラント州にある基礎自治体(ヘメーンテ)。オランダ北部のワッデン海と北海の間に連なる西フリースラント諸島(ワッデン諸島)のアーメラント島にある。
アーメラント Gemeente Ameland | |
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衛星写真 | |
位置 | |
座標 : 北緯53度26分29秒 東経5度41分14秒 / 北緯53.441458度 東経5.687335度 | |
行政 | |
国 | オランダ |
州 | フリースラント州 |
基礎自治体 | アーメラント |
地理 | |
面積 | |
基礎自治体域 | 268.5 km2 |
陸上 | 60.02 km2 |
水面 | 208.48 km2 |
人口 | |
人口 | (2008年現在) |
基礎自治体域 | 3,483人 |
人口密度 | 58人/km2 |
その他 | |
等時帯 | CET () |
夏時間 | CEST () |
市外局番 | 0519 |
公式ウェブサイト : http://www.ameland.nl/ |
島のほとんどが砂丘からなっており、潮間帯の湿地と干拓地もある[1]。主要産業は観光業である。島にはサンカノゴイ、セアカモズなどの絶滅危惧種の鳥類の繁殖地があり、豊富な植物相と多様な地衣類がある。2000年に北部はラムサール条約登録地となった[1]。
歴史
島の古名アンブラ(Ambla)が最初に登場するのは8世紀である。フリース人族長Ritske Jelmeraが自由領主支配(vrijheerschap)を1424年に宣言するまで、ホラント伯に朝貢していた。
ホラント伯に朝貢していた時期を含め、フリースラント国と神聖ローマ帝国からも半ば独立した自由領主支配の地位は、領主一族の(カミンガ家)(Cammingha)が1708年に断絶するまで続いた。その後、フリースラント州総督のオラニエ公が領主となり、1813年のオランダ独立時に、島はオランダに編入された。オランダ歴代国王は、現在までVrijheer van Amelandの称号を保持している。
1940年、ドイツ軍が島に渡り、1時間弱で島はドイツ軍に完全に掌握された。連合国がアーメラントを侵略しないようにするため、限られた軍事配備がされた。ナチス・ドイツが降伏した後一ヶ月、島のドイツ軍は1945年6月2日まで降伏しなかった。
地区
アーメラント基礎自治体には次の地区がある。
- (バルム)(Ballum):基礎自治体の本庁舎所在地区
- (ブレン)(Buren)
- (ホルム)(Hollum)
- (ネス)(Nes):港がある
交通
- 船
ネス港(Veer Nes Ameland)と(ドンヘラデール)のホルウェート港(Veer Holwerd)の間を、1日5便のフェリーが運航されている。所要時間は45分。
- 空港
アーメラント空港に旅客便は就航していない。
- バス
島内に3路線のバスが運行されている。
- 130系統:港 - ネス - バルム - ホルム:1時間に1本
- 131系統:港 - ネス - ネス・ストランド:夏期のみフェリーの時間とあわせて運行
- 132系統:港 - ネス - ブレン:1時間に1本
港とネスの間は、フェリーが運航される時間のみ運行される。
脚注
注釈
出典
関連項目
- フリースラント
- 西フリースラント諸島(ワッデン諸島)
- ワッデン海
外部リンク
座標: 北緯53度26分29秒 東経5度41分14秒 / 北緯53.441458度 東経5.687335度
- アーメラント自治体公式サイト(オランダ語・英語・ドイツ語)
- Duinen Ameland | Ramsar Sites Information Service