1920年アントワープオリンピック(1920ねんアントワープオリンピック)は、1920年4月20日から9月12日まで、ベルギーのアントワープで行われたオリンピック競技大会。
1920年アントワープオリンピック | |
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第7回オリンピック競技大会 Jeux de la VIIe olympiade Games of the VII Olympiad Spelen van de VIIe Olympiade | |
開催都市 | ベルギー アントワープ |
参加国・地域数 | 29 |
参加人数 | 2,607人 |
競技種目数 | 23競技152種目 |
開会式 | 1920年4月20日 |
閉会式 | 1920年9月12日 |
開会宣言 | アルベール1世 国王 |
選手宣誓 | ビクトル・ボワン |
主競技場 | オリンピスフ・スタディオン |
夏季 | |
冬季 | |
(Portal:オリンピック) |
ベルギーの歴史 | |||||||||||||||||
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(ベルギー ポータル) |
ハイライト
ベルギーは第一次世界大戦で戦場となり、焦土となったところに8万人分の座席を持つ競技場が急造された[1]。このため陸上トラックは軟弱だったが、オリンピック開催はベルギーの国家再建に大きく貢献した[1]。
実施競技
各国の獲得メダル
詳細は「1920年アントワープオリンピックのメダル受賞数一覧」を参照
主なメダリスト
- 金メダル
- チャールズ・パドック(アメリカ、陸上競技男子100m)
- パーヴォ・ヌルミ(フィンランド、陸上競技10000m)
- パーヴォ・ヌルミ(フィンランド、陸上競技10000mクロスカントリー)
- フィンランド(陸上競技男子クロスカントリー団体)
- ハンネス・コーレマイネン(フィンランド、陸上競技男子マラソン)
- パトリック・マクドナルド(アメリカ、陸上競技男子56ポンド重錘投げ)
- デューク・パオア・カハナモク(アメリカ、競泳男子100m自由形)
- アメリカ(競泳男子4×200mリレー)
- アイリーン・リギン(アメリカ、飛び込み女子3m(飛板飛び込み))
- スザンヌ・ランラン(フランス、テニス女子シングルス)
- スザンヌ・ランラン、マックス・デキュジス(フランス、テニス混合ダブルス)
- エディー・イーガン(アメリカ、ボクシング男子ライトヘビー級)
- イタリア(フェンシング男子エペ団体)
- ネド・ナジ(イタリア、フェンシング男子フルーレ個人)
- イタリア(フェンシング男子フルーレ団体)
- ネド・ナジ(イタリア、フェンシング男子サーブル個人)
- イタリア(フェンシング男子サーブル団体)
- スウェーデン(射撃男子100mランニングディア・ダブルショット団体)
- 銀メダル
- 熊谷一弥(日本、テニス男子シングルス)
- 熊谷一弥・柏尾誠一郎(日本、テニス男子ダブルス) - 日本人のスポーツ選手が獲得した最初のオリンピック・メダルは、熊谷と柏尾によるテニスの銀メダルであった。
- パーヴォ・ヌルミ(フィンランド、陸上競技男子5000m)
- ジャック・ベレスフォード(イギリス、ボート競技男子(シングルスカル))
- フィリップ・ノエル=ベーカー(イギリス、陸上競技男子1500m) - のちにノーベル平和賞を受賞
- 銅メダル
- フランス(陸上競技男子4×400mリレー)
脚注
参考文献
- 工藤昌見「マラソンランナー 茂木善作」『方寸』第8号、本の会、312-318頁。(全国書誌番号):(89008119)
関連項目
- 国際オリンピック委員会
- 夏季オリンピック
- プロジェクト:オリンピック
- いだてん~東京オリムピック噺~
- 深海の街 - 松任谷由実のアルバム。冒頭曲「1920」の曲中に当時の五輪の状況を歌った歌詞が登場する。
外部リンク
- IOC Antwerp 1920 Page
- JOCオリンピックの歴史