アントニオ・ペティグルー（Antonio Pettigrew, 1967年11月3日 - 2010年8月10日）は、アメリカ合衆国の陸上競技選手。
経歴
ジョージア州メイコン出身。セントオーガスティン大学在籍時には、NCAA2部の400メートル競走で4度優勝した経歴を持つ[1]。
1991年、世界陸上の男子400メートルで優勝した[2]。2000年シドニーオリンピックの1600メートルリレーで、マイケル・ジョンソンらとともに金メダルを獲得した。しかし2008年5月、コーチだったトレバー・グラハムの公判でドーピングを行っていたことを認めたため、6月に2年間の出場停止処分を受け（ただし、すでにペティグルーは2002年に引退していた。）[3]、8月にはシドニーオリンピックでのメダルを剥奪された[4]。
2010年8月、睡眠薬の過剰摂取によって自殺した[5]。当時はノースカロライナ大学のアシスタントコーチを務めていた[2][6]。
脚注
- ^ “For The Record”. スポーツ・イラストレイテッド (2010年8月23日). 2010年8月23日閲覧。
- ^ a b 世界陸上でV、ペティグルー氏の遺体発見、nikkansports.com、2010年8月11日。
- ^ Pettigrew given two-year dope ban、BBC、2008年5月3日更新、2016年10月8日閲覧。
- ^ 五輪=IOC、米リレーチームのシドニー五輪金をはく奪、ロイター、2008年8月3日。
- ^ 睡眠薬自殺と結論=米陸上のペティグルー氏、時事通信、2010年10月14日。
- ^ 陸上=男子400ｍ元世界王者のペティグルー氏、遺体で発見、ロイター、2010年08月11日。
外部リンク
- Pettigrew Antonio - ワールドアスレティックスのプロフィール（英語）