アルフレッド・レッティエリ(Alfred Lettieri、通称:アル・レッティー (Al Lettier)、1928年2月24日 - 1975年10月18日)はアメリカ合衆国の俳優。
履歴
ニューヨーク州ニューヨーク市生まれ。高校時代に演劇に興味を持つようになり、リー・ストラスバーグに勧められ舞台俳優としてデビューする。その後にロサンゼルスで“Wild Seed”で映画にデビューしている。実際の最初の役は1958年『ペティ・マンション』で演じた逃亡中の看護師の患者のアーサー・ストロームの役であったが、同作品ではアンソニー・レティエールの名でクレジットされている。しかしながらその後は下積み生活が続く。
1972年公開の『ゴッドファーザー』でマーロン・ブランドやアル・パチーノと共演。ヴィトー・コルレオーネを暗殺しようとしたバージル・ソロッツォの役を好演し注目を浴びる[1]。
その後、『ゲッタウェイ』(1972年)でスティーブ・マックイーン[1]、『マジェスティック』(1974年)でチャールズ・ブロンソン[2]、『マックQ』(1974年)でジョン・ウェインと共演。1972年にはギャング映画リチャード・バートンとイアン・マクシェーンと共演した『Villain』のために脚本の作成に加わっている。
やっと芽が出るようになったが、これからという1975年、心臓発作で2人の子供を残して47歳の若さで早世した。
トリビア
レッティエリは生涯にギャング作品に出演したが、実際に彼の周辺にはマフィアの影がちらつく。例えば姉のジェーンはマフィアの構成員パスクアーレ・エボリーと結婚している。彼はニューヨーク五大ファミリーの一つジェノヴェーゼ一家のボストーマス・エボリの舎弟であった[3]。
出演
脚注
- ^ a b “Notes on Lettieri”. (The Sumter Daily Item). (1973年9月25日)2012年9月21日閲覧。
- ^ “'Mr. Majestyk' is more violence, more sexism”. (The Miami News). (1974年8月8日)2013年9月15日閲覧。
- ^ "Meadow Soprano on Line One!" by (Mark Seal), Vanity Fair, 26 February 2013