アドホック・モード (ad hoc mode) は、IEEE 802.11無線LANの動作モードのひとつで、IBSSモード(Independent Basic Service Set)とも呼ばれる、それぞれの端末に設置された無線LANのアダプタが、1対1で互いに直接通信をする形態のこと[1]。これに対して、ネットワークを統括する「アクセス・ポイント」を介して通信を行う形態を、インフラストラクチャー・モードという。
2つの無線LANアダプタをアドホックモードで通信させるには、アダプタに設定するESS-ID(Extended Service Set Identifier)を一致させておく必要がある。 一般的な利用方法は、無線LANインタフェースをもつPC2台を通信可能な近さに設置し、互いにファイルのやりとりなどを行うものである。通常のPCのソフトでは、3台めのPCを同時に接続することはできない。
脚注
- ^ “22.3. 無線ネットワーク”. pseudo.ddo.jp. 2021年9月17日閲覧。
関連項目
- (無線LAN)
- インフラストラクチャー・モード - 無線LANのもう一つの接続形態。
- 無線センサネットワーク
- Peer to Peer
- Personal Area Network
- メッシュネットワーク
- モバイルアドホックネットワーク