アットクキケトゥス

アットクキケトゥス（Attockicetus）は、約4,900万年前（新生代古第三紀始新世前期）に生息していた、海生の原始的クジラ類。アトッキケトゥス、アトッキケタスともいう。

アットクキケトゥス （アトッキケタス）
地質時代
約4,900万年前 （新生代古第三紀始新世前期）
分類
界 : 動物界 Animalia 門 : 脊索動物門 Chordata 亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata 綱 : 哺乳綱 Mammalia 目 : 鯨偶蹄目 Cetartiodactyla 亜目 : †原クジラ亜目 Archaeoceti 科 : レミングトノケトゥス科 Remingtonocetidae Kumar & Sahni, 1986 属 : アットクキケトゥス属 Attockicetus Thewissen & Hussain, 2000
種
A. praecursor 　Thewissen & Hussain, 2000

特殊化して子孫を持たないレミングトノケトゥス科に属し、現在知られている限り同科の中で最も小さく、そして最初期に位置するものである。生息時期はアンブロケトゥス属に等しい。

化石は2000年、(ハンス・テーヴィスン)（J.G.M.Hans Thewissen）とフセインらによって、パキスタン北部パンジャーブ州の(カーラ・チッタ)丘陵（Kala Chitta Hills）で発見された。

学名

属名は発見地カーラ・チッタに最寄の都市 アトックに因み、「アトックの鯨」の意。

関連項目

• パキケトゥス：約5,300万年前（始新世初期）の始原的クジラ類。
• アンブロケトゥス
• プロトケトゥス
• 絶滅した動物一覧
• クジラ類の進化史（英語版） Evolution of cetaceans

外部リンク

• Attockicetus praecursor, A New Remingtonocetid Cetacean from Marine Eocene Sediments of Pakistan - J. G. M. Thewissen and S. T. Hussain - SpringerLink [1]* Attockicetus - The Paleobiology Database [2]
• After Uhen & Gingerich, 2001 - Mikko's Phylogeny Archive [3]