アタマン、アタマーン(露: атаманアタマーン)は、コサック共同体で選出される指導者の称号。この称号は、14世紀頃に出現した。ウクライナ語では「отаман」(オタマーン)となる。従って、ウクライナのコサックに関してはオタマンあるいはオタマーンと書く方が適切である。
概要
語源については諸説存在する。コサック自身の主張によれば、アラン語又は(ゴート・アラン語)の「父」、「男性」、「勇士」から来ている。別説によれば、テュルク系言語のアタ(父)とトゥマン(1万)の合成語だとされる。テュルク語のオドマン(odoman)は、「牧夫の長老」を意味する。
ウクライナ・コサックでは、シーチの中枢組織である(ザポロージャのシーチ)のキーシュを指揮するキーシュのオタマーンが置かれていた。また、ロシア革命後の(ウクライナ内戦)期には、ウクライナ人民共和国などウクライナ系の軍隊指揮官が「オタマーン」を名乗った。
関連項目
ギャラリー
(アタマン・グリゴリエフ)
(アタマン・テルピロ)中央の人物
(アタマン・ボンダレンコ)
(アタマン・ボガティレンコ)
(アタマン・フリクショク)
(アタマン・ジルカ)
(アタマン・シュへヴィッチ)
(アタマン・ディアキフ)
(アタマン・アブラメンコ)
(アタマン・ハブリルコ)