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アスピーデ(Aspide)は、イタリアのシレニア社が開発した(セミアクティブ・レーダー・ホーミング)誘導の中距離地対空(SAM)/空対空ミサイル(AAM)。Aspideとはアスプクサリヘビなどの毒蛇を指す通称である。
概要
アスピーデはスパロー(AIM-7E-2)を基に、イタリア国産のロケットモーター、Iバンドのモノパルス方式シーカー、独自の弾頭を搭載し、翼形状も変更してSAMとAAMで共通化するなどした発展型である。
2022年ロシアのウクライナ侵攻時、西側諸国はウクライナの求めに応じて幅広い武器供与を実施。同年11月7日、ウクライナの国防相はアスピーデなどを受領したことを発表した[1]。
派出型
- アスピーデMk2
- 誘導方式を(アクティブ・レーダー・ホーミング)にした改良型、開発中止になった。
- アスピーデ2000
- 防空用に本体を大型化して射程を延伸した改良型。
性能諸元
アスピーデ ※空対空型 | アスピーデ2000 ※空対空型 | |
---|---|---|
全長 | 3.7 m | 3.89 m |
直径 | 0.20 m | |
翼幅 | 1.00 m | 0.64 m |
エンジン | (固体燃料ロケット) | |
速度 | マッハ2.5 | マッハ3.0 |
重量 | 220 kg | 241 kg |
弾頭 | 高性能炸薬 (35kg) | |
誘導 | (セミアクティブ・レーダー・ホーミング) | |
射程 | 50,000m | 100,000m |
脚注
- ^ “ウクライナ国防相、西側の防空システム到着を歓迎”. AFP (2022年11月7日). 2022年11月17日閲覧。