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アゲハチョウ亜科(学名:Papilioninae)は、アゲハチョウ科を分類する3亜科の1つである。世界に約550種が生息しており、日本では15種が生息する。
特徴
アゲハチョウ科の他亜科には見られない特徴としては、後胸の内板に達する顕著な(副基節縫線)(ふくきせつほうせん)をもつ。前翅(ぜんし)に長い(肘横脈)(ちゅうおうみゃく)または(ベーサルスパー)(主脈)をもつ((テングアゲハ族)のみスパーが短い)。オスの第8(腹節背板)(ふくせつはいばん)に (スペルンクス) が生じる(一部のシロチョウ科や(クビワチョウ)などにも見られる) などがあげられる。また、大型種が多く、太く長い尾をもつものが多いことや、翅を羽ばたかせながら吸蜜や吸水をする習性があるものが多い。
分類
アゲハチョウ亜科は、4族に分類されている。
ギャラリー
アオスジアゲハ族 Leptocircini:
Eurytides protesilausアオスジアゲハ族 Leptocircini:
Graphium macleayanusアゲハチョウ族 Papilionini:
Papilio dialis andromiusアゲハチョウ族 Papilionini:
キアゲハ Papilio machaonテングアゲハ族 Teinopalpini:
Teinopalpus imperialisキシタアゲハ族 Troidini:
ゴライアストリバネアゲハ Ornithoptera goliath samson
参考文献
- 『日本産蝶類標準図鑑』 白水隆 学習研究社 2006年 (ISBN 4-05-202296-3)