アエミリウス・パーピニアーヌス(Aemilius Papinianus、142年? - 212年) は、古代ローマの法学者。
人物
その生涯の詳細は定かでない。エメサ出身とされる。(クィントゥス・ケルウィディウス・スカエウォラ)の弟子。212年カラカラ帝に逆らって処刑された。著書に抽象度の高い綱要である『定義録』、実務上の難問を扱う『解答録』がある。弟子にドミティウス・ウルピアーヌス、ユーリウス・パウルスがいる。
426年の(引用法)によって特別な権威とされた5名の法学者(ガーイウス、ウルピアーヌス、パウルス、(モデスティーヌス))と並ぶ1人とされている。
参考文献
- ウルリッヒ・マンテ著・(田中実)・(瀧澤栄治)訳『ローマ法の歴史』(ミネルヴァ書房)