たちばなの散歩道(たちばなのさんぽみち)とは、神奈川県川崎市高津区・宮前区の遺跡や史跡を巡る、延長約5kmの遊歩道のことである。 川崎市により1981年に設定された。[1]
経路
- 梶が谷駅
- 起点。
- (梶ヶ谷第1公園)
- 広場奥の斜面に、約280本の桜の木が植えられている。[2]
- 西福寺古墳
- (梶ヶ谷第3公園)内にある。1980年、(神奈川県史跡)に指定。1982年に発掘調査が行われた。6世紀中頃から後半に築かれた円墳。
- 川崎市民プラザ
- 1979年に竣工した。温水プール、日本庭園、(宿泊室)などを持つ文化施設。(川崎市指定都市記念事業公社)が管理している。
- (第三京浜道路を渡る)
- (野川神明社)
- 影向寺
- 7世紀後半あるいは740年頃に創建された、川崎市で最古の仏教寺院。天台宗に属する。薬師堂は1694年に再建された(神奈川県重要文化財)。(薬師三尊像)(本尊、重要文化財)、(二天立像)、(十二神将立像)を擁する。
- 能満寺
- 影向寺の十二神像のうち1390年に(朝祐)が製作した(虚空蔵菩薩像)を祭っていた脇寺の一つが、天文年間に移転したものと伝えられる。本堂は1739年に再建された。
- (富士見台古墳)
- 本道から北側へ坂道を上がったところにある。弟橘媛の遺品(衣・冠あるいは櫛)が漂着したところに作られたと伝えられる円墳。
- 橘樹神社
- 子母口貝塚
- 子母口式土器が出土した貝塚。縄文時代早期の標式遺跡である。台地の縁にある。
- 子母口バス停
- 終点。川崎駅、元住吉駅、武蔵新城駅、溝の口駅などへのバスが発着する。
現状
遊歩道の大部分が、起伏の多い住宅地に設定されている。 道が狭く、歩道と車道の境がない場合が多いが、自動車の通過は頻繁ではない。 案内表示板が交差点などに設置されているものの、紛失や崩落などで読み取れない割合が高い。 地図やGPS受信端末を準備することが勧められる。
脚注
- ^ 川崎市環境局緑政部緑政課緑地保全班 2009年3月13日, at the Wayback Machine.
- ^ 川崎市ホームページ 公園案内メニュー 2007年6月7日, at the Wayback Machine.
関連項目
外部リンク
- 川崎市:遊歩道・散策路(川崎市公式サイト)
- 川崎市:たちばなの散策路(川崎市公式サイト)