『そうか、もう君はいないのか』(そうか、もうきみはいないのか)は、城山三郎の遺稿を編集したエッセイ。妻の容子との結婚後、2000年2月24日の別れまでの日々について記されている。2008年、新潮社刊。
内容
2007年3月22日、著者の城山三郎没後に、次女の(井上紀子)と新潮社編集部の手で、遺されたメモや原稿を再編集して出版したもの。それらの遺稿には、「ё」という印しが付されていた。「ё」は、ロシア語で「ヨウ」と読み、妻の容子に関する原稿類である事を表していた。(あとがき「父が遺してくれたもの」(井上紀子)による)
書誌情報
テレビドラマ
2009年1月12日の21:00 - 23:04(JST)に、『月曜ゴールデン』の特別企画として、TBS系列で放送された。視聴率12.0%。
同年6月11日(日本時間12日)、モナコの第49回モンテカルロ・テレビ祭において、主演の田村正和が、テレビフィルム部門の最優秀男優賞を受賞した(日本の民放作品としては初の受賞)。
キャスト
- 城山三郎(杉浦英一) - 田村正和、中村勘太郎
- 杉浦容子 - 富司純子、長澤まさみ
- 杉浦有一 - 田中哲司
- 井上紀子 - 檀れい
- 杉浦政之亟(三郎の父) - 林隆三
- 井上裕子 - 福田麻由子
- 武田芳江 - キムラ緑子
- 酒井麻里子 - 西尾まり
- 真田 - 皆川猿時
- 井上 - 神尾佑
- 武田 - 橋爪功
- 中根徹、奥田達士、梅沢昌代、春海四方 ほか