『こうして彼は屋上を燃やすことにした』(こうしてかれはおくじょうをもやすことにした)は著者・カミツキレイニーのライトノベル。イラストは文倉十。単行本はガガガ文庫(小学館)より発売された。第5回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞[1]。キャラクターは童話『オズの魔法使い』をモチーフにしている。
あらすじ
付き合っていたアメくんに別れを告げられた三浦加奈は、飛び降り自殺しようと学校の屋上へと向かうが、そこには先客がいた。それぞれオズの魔法使いの登場人物の名を名乗る彼らは、復讐を考えていて、三浦加奈にも死ぬのならば復讐してからにしようと誘われた。
彼らとの交流をすうちにドロシーと呼ばれるようになり、彼らの各々の事情へ手を伸ばしていく。
登場人物
- 三浦加奈(ドロシー)
- 復讐に誘われる。アメくんが好き、だった。
- カカシ
- 不思議な雰囲気の少女。知恵が無くて泣くことができない。
- ブリキ
- 毒舌な少年。心が無くて笑うことができない。
- ライオン
- いつでも笑みを浮かべているニコニコ顔の少年。勇気が無くて怒ることができない。
書誌情報
- 2011年5月18日発売 (ISBN 978-4-09-451270-0)
オーディオブック版
2020年10月20日よりオーディオブック版がデータ販売されている[2][3]。出演:吉岡茉祐(朗読+三浦加奈/ドロシー)、西山宏太朗(ライオン)、加藤英美里(カカシ)、江口拓也(ブリキ)、(奥友沙絢)(小夏+ソラほか)、木暮晃石(赤松+アメくんほか)[4]。