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うまかろう安かろう亭(うまかろうやすかろうてい)は、かつてオウム真理教の関連会社である株式会社マハーポーシャが開いていた豚骨ラーメン店チェーン。ここでは、オウムが経営していたその他の飲食店についても述べる。
概要
当初はオウム真理教との関係を隠して営業していたが、店内には、村井秀夫が主体となって開発したとされる空気清浄機・コスモクリーナーが設置されていた。地下鉄サリン事件以降、オウム真理教の関連企業であることが報道されるようになると、開き直ったかのようにオウム真理教関連のビラや書籍を置くようになった。麻原が逮捕された直後は、深夜遅くにオウム真理教の歌を店外にまで聞こえるほどの大ボリュームで流していた。
従業員はすべてオウム真理教の信徒でまかなわれており、店での労働を「ワーク」と称する修行の一環として行っていたため、人件費はほとんどかかっていない。この経営スタイルは、パソコン店でも同じように行われていた。ただし、税務上の問題から、従業員には「一定の賃金を支払った」とする形にはなっており、そこから布施という体裁をとることで、教団に還元させるシステムだった。
他店で良く見られるような基本メニューに、宗教色の強いネーミングのメニューを加えたようなメニュー構成で、どのメニューも安価な値段で提供されていた。
その他の飲食店
オウムはうまかろう安かろう亭以外にも、喫茶店「Caféうまかっちゃん」[1]やカレー屋「運命の時」、宅配お好み焼き店「阿羅漢」を出店していたが、ラーメンやカレーのメニューの内容は有名店のコピー的なものや宗教的なものとなっていた。また、アストラルドリンクという独特の飲料なども提供していた。また、この他にオウムの名前を全面的に出した弁当屋「オウムのお弁当屋さん」やスナック「オウムのスナック屋さん」も運営しており、こちらは麻原彰晃の顔のイラストをトレードマークにしていた。因みに弁当屋は教団内においては閑職であったというが、麻原が仕事の意義について説くと信者は納得して仕事に励んだと伝わる。『ルックルックこんにちは』(日本テレビ系列)の司会者であった岸部四郎が麻原へのインタビューを行った際、オウムのお弁当屋さんの常連客であったことを告げたところ、それまで教祖然としていた麻原が急に表情を緩め、普通の人になったという。
メニュー
かつて存在した店舗
- うまかろう安かろう亭
(中野店と吉祥寺店は定食屋、小岩店は丼屋、明大前店は居酒屋、江古田店は弁当屋、その他はラーメン店)
- カフェテリア運命の時(カレー店)
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- 西永福店 - 東京都杉並区 その後サティアンショップに転換。
- 阿羅漢(宅配お好み焼き店)
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- 歌舞伎町店 - 後に「流行り」に改名。更にカジノ店「ガネーシャ」に変更。