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『いのちの食べかた』(独: Unser täglich Brot、英: Our Daily Bread)は、2005年のドイツ映画。食べ物の大規模・大量生産の現場を描いたドキュメンタリー映画。ナレーションやインタビュー、BGMなどを入れず、生産現場とそこで働く人々を映し出すのみの映画である。原題を直訳すると『わたしたちの日々のパン(糧)』であり邦題とニュアンスが異なる。
スタッフ
- 監督・撮影 - (ニコラウス・ゲイハルター)
- 編集 - (ヴォルフガング・ヴィダーホーファー)
- 録音・整音 - (ステファン・ホルツァー)、(アンドレアス・ハンザ) 他
- 調査 - (デイヴィッド・バーネット)
登場する生産現場
公開
2005年11月28日にアムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭にて上映された。その後、2006年4月21日にオーストリアで公開され、2006年11月23日にはアメリカでも公開された。ドイツでは2007年1月18日に公開された。
日本では2007年11月10日に渋谷シアター・イメージフォーラムにて公開され、同館で2008年7月25日までのロングランとなった。また、全国でも順次公開された。
邦題
原題は『わたしたちの日々のパン(糧)』であるが、日本では『いのちの食べかた』という邦題がつけられている。日本では公開時の宣伝に『「いただきます」って、だれに言いますか?』というキャッチコピーが用いられた。原題はキリスト教の祈祷文である主の祈りの一節『我らの日用の糧を、今日も与えたまえ』からの引用である。 「食のありがたみ」や「命への感謝」というメッセージ性の意図の有無を製作者側は明言していない。本編では一切の説明は挿入されていないため解釈は鑑賞側に委ねられる。
受賞
受賞
2005年
- アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭(en:International Documentary Film Festival Amsterdam) - 特別審査員賞
2006年
- ビジョン・ドゥ・リール(en:Visions du réel、スイス・ニヨン) - 特別ジョン・テンプルトン賞
- Hot Docsカナダ国際ドキュメンタリー映画祭(en:Hot Docs Canadian International Documentary Festival、トロント) - 特別審査員賞
- アテネ国際環境映画祭 - 最優秀作品賞
- イフラヴァ国際ドキュメンタリー映画祭 - 特別審査員賞
- モントリオール国際ドキュメンタリー映画祭 - エコ・カメラ賞
- パリ国際環境映画祭 - グランプリ
- メキシコシティ国際現代映画祭(en:FICCO) - 特別審査員賞
2007年
- アッシュランド・インディペンデント映画祭(en:Ashland Independent Film Festival、アメリカ・オレゴン州) - 最優秀長編ドキュメンタリー賞
2009年
- 映画館大賞「映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画」第39位
ノミネート
2006年
- 第19回ヨーロッパ映画賞 - 最優秀ドキュメンタリー賞